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ファウスト〈1〉 (新潮文庫)

 多種多様な作品からその文章を引用されていることで有名な、ゲーテ著作の【ファウスト】。前述からどのような内容かと思って購入したみたのだが、無気力系中二病を培った学者爺さんが若返って唐突に女に惚れてストーカーしていい仲になる話だった。存外俗物的な内容であるが、この作品が世に出たころにはそういう、他人の惚れた腫れたくらいしか娯楽がなかったのであろうか。

 さて、 いざ本を開いてみると戯曲本なためか一節毎に段落を変えてあって妙に空白が多い。やはりこれも戯曲な故に仕方ないことなのであろうが、ファウストが詩人すぎて幾度も妙な語りを始める。正直くどい。かと思えば「好きということが、どういうことかわかるか。好きなのだ」等と理解に苦しむ発言をする。彼は本当に学者なのだろうか。
 そしてグレートヒェンと出会った後の展開が些か急すぎるようにも思える。その手の事に関心の無かった人間が特定の人物に会った途端にこれでもかというくらい惚れ込む、という展開はシェイクスピアで多少慣れているものの、気づいたらグレートヒェンの母親は死んでるわ死に際の兄に罵倒されるわ処刑されそうになってるわで意味がわからない。
 ぶっちゃけ面白くないです。この作品の主題は男女の馴れ初めではなく、ファウストが人としての高みに上る的な内容・・らしいので下巻の展開に期待しよう。



ファウスト〈1〉 (新潮文庫)ファウスト〈1〉 (新潮文庫)
(1967/11)
ゲーテ

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