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探偵失格〈2〉真神原伏ノ殉教殺人 (電撃文庫)

 時刻館殺人事件から二週間。比類なき姉フェチである空野高は、黒塚音子と非業の別れを告げることとなった(検査入院)。それから数日が過ぎるが、音子は帰ってこず音信不通になる。百鬼外法を狩る【祟り神】である彼女がいなくなったのは彼女が所属している呪法庁が絡んでいると睨んだ高は、音子の保護者であり呪法庁のトップである天法輪公爵に直接(電話越し)に文句をつけ、特別に『協力を要請』という形式で帝都へ向かう。
 しかし高がたどり着いた帝國ホテルに音子はおらず、尚且つ自身が天法輪の送り込んだ探偵ということになっていることを知り、騙されたと悲嘆にくれる。と、思っていたら怪盗チェシャと名乗って恥ずかしい格好をしている音子と再開。彼女の任務が狂気の外科医三途頭、元天法輪子飼いのエージェント【ネックレス】を狩ることと、その三途頭が高の護衛対象の命を狙っていることを聞き、高は結局最初から天法輪の掌で踊らされていたことに気づく。
 翌日、高の護衛対象である真神原伏と太刀花明日香の結婚式が執り行われる。しかし、その結婚式が終わり披露宴に向かおうとしたその時、真神原家の重鎮である犬飼兵悟が突然倒れ死亡する。死因はトリカブトの毒による不整脈。三途頭による狂気の殺人劇が幕を開けた瞬間であった。




 前回推理物やったと思ったら妖怪退治してたので今回はどうなることかと思ったら推理そっちのけでダイ・ハードしていた。そんななんちゃって推理物の【探偵失格】2巻をお届けします。
 タイトルや巻頭カラーイラストページで主人公の二つ名っぽく【探偵失格】と書かれているのに、いざ本編を読んでみるとそんな単語は一切出てこず(忘れていただけだが)、今回はどうなることかと心配していたが一応出てきました【探偵失格】。失格というよりもそもそも探偵でもなんでもなかったわけだから無理矢理その単語を突っ込んだ気がしてしょうがないのだが・・ 読者に自分と同じようなツッコミのお便りを頂いたと勘ぐってしまうぞ。
 そんなわけで前回もそうだったのだが、この作品は【推理物】としてではなく【異能力バトル物】として読む作品です。サクラ大戦の大正時代からそのまま発展した世界と同じような世界観を舞台に、五人の少女の死体を継ぎ合わせて生み出された黒塚音子と極度の姉フェチ空野高が殺人事件に巻き込まれたと思ったら化物退治するお話です。
 見所はやはり主人公が姉キャラを前にしたときの暴走っぷりと登場人物が死んだ時に書かれる猟奇的な表現だろう。特に後者、以前読んだ【粘膜蜥蜴】に比べれば遥かに控えめではあるが自分の好みに合う。音子が百鬼外法を狩る際の前口上はわかりやすく盛り上がれて大変よろしい。しかしやらたルビに横文字が入るのは何なのだろう。その単語の外国語版ってなだけでなのだがしかし・・  存在理由(レゾンデートル)
 前回は音子を生み出す元となった存在、今回は音子を作り出した外科医。と、次が出るならまたその関係なのかなーと想像をめぐらせつつ、猫・狐・犬ときたからまた動物関連なんだろうなぁと言った感じで。中々面白いので次も期待。

 ところで前巻で散々文句つけた表紙のデザインが改善されてました。




探偵失格〈2〉真神原伏ノ殉教殺人 (電撃文庫)探偵失格〈2〉真神原伏ノ殉教殺人 (電撃文庫)
(2012/04/10)
中維

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