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ねじまき少女 (ハヤカワ文庫SF)

 田中一江、金子浩が翻訳し、昨年五月にハヤカワ文庫にて刊行されたパオロ・バチカルビのSF小説。
 ヒューゴー賞、ネビュラ賞、ローカス賞、キャンベル記念賞といったSF界の賞を総なめするという快挙を成し遂げたこの作品は、結論から言うと『苦痛を伴うレベルでつまらない』

 分類は【近未来SF】というところだろう。そう、SFである。SFと聞けばスターウォーズのようにビームを乱射する戦闘機やロボット、メカメカしい道具が満ち溢れた超未来的な世界・・とはいかないまでもそれなりに派手でピカピカした世界感を期待するだろう。
 しかしその期待はそうそうに打ち砕かれる。
 舞台は近未来のタイ。温暖化によって海面水位は上がり、疫病の流行にそって元来の動物・植物はほとんど死滅し、現存する食物は遺伝子操作によって生み出されたものばかり。そう、むしろ生活面では退化しているのである。
 そんな発展途上国の田舎の村を更に悪化させたような環境でどのような物語が広がっていくのかといえば、中年のオヤジ共がひたすら愚痴を言っているだけである。何も広がらない。一切広がらない。上下巻構成だが、下巻に至ってようやく話が動き始める。が、広がらない。随分と閉鎖的な物語である。
 そして肝心の【ねじまき少女】というタイトルだが、この世界にはそういうアンドロイドが存在する。そのねじまき少女とやらが物語りにどう関わってくるのかといえば、只の空気でしかない。一応物語が動くきっかけにはなるのだが、それだけで何もしない。その癖結末はねじまき少女の一人勝ちという終わり方をする。なんなんだこの本。

 その他にも誤翻訳としか思えない文章や最後まで意味のわからない単語など、叩けば埃が幾らでも出てくるどころか埃の塊を叩いているような気さえしてくる程につまらない本だった。
 その余りのつまらなさに何故か人に薦めたくなるほど。さあ、読んで後悔するがいい。
 俺は二度と読みたくない。



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コメント:

ゆと : 2012/06/06 (水) 03:50:44 修正

苦痛を伴うレベルでつまらないwww
衰退した未来世界ってのはちょっと興味ありますが…^^;
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