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マリシャスクレーム―MALICIOUS CLAIM (メディアワークス文庫)

 2027年7月7日。ある企業のお客様相談室の職員十数名がPTSDないし対人恐怖症等を発症、事実上その部門の運営継続が不可能となる事件が発生した。そして数ヶ月後、同様の事件が7件同時に発生する。
 非人間的異常性悪質クレーマー、通称IPBCによる企業倒産リスクの増大を重くみた大門寺、宮ノ内両グループはクレーム対応専門のエマージェンシーカスタマーセンターを設立、IPBC対策チーム・第八フロアを設ける。
 エマージェンシーカスタマーセンター稼動初日、早くも第八フロアに飛び込んだIPBCによるクレーム案件を通話時間59分23秒という驚異的な速度で退けた第八フロアSV・榊原常光。彼こそ対IPBCのスペシャリストであり、IPBCそのものであった。



 人間的に崩壊しまくったコミュ症が主人公補正でモテモテになる本です。
 クレーマーの話というと読んでいるだけでイライラしてきそうだが別にそんなことはなく、コミュ症全開な主人公と他登場人物との噛み合わない会話がコミカルさを出していたりと、紛うことなきライトノベルです。対話が主体の物語になので自然と1ページあたりの文字数が少なくなり、その分読みやすい。
 主人公含め妙に個性的な登場人物が揃っているのだけど、そのほとんどが空気なのが残念かなぁ。2巻では第八フロアの二人がメインの話なので、続刊に期待といったところか。続刊でるのだろうか。主人公にベタ惚れしている高校生が出番あるようで出番なくて全く報われないのはご愛嬌。

 そんなわけで、範乃秋春作・マリシャスクレームでした。この人は電撃文庫で【特異領域へ至る特異点】という本も出しています。なんちゃって科学を主題にした近未来型SFで面白いので、本作と合わせて読んでみるのも一興かと。




マリシャスクレーム―MALICIOUS CLAIM (メディアワークス文庫)マリシャスクレーム―MALICIOUS CLAIM (メディアワークス文庫)
(2010/06/25)
範乃 秋晴

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