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エアリアルシティ (電撃文庫―都市シリーズ (0190))

 書物という文字世界に封印された英国。
 神や悪魔、人狼等の異族が住むその世界は、天界という名の表紙と、魔界という名の裏表紙があり、その間に天使の階級と同じ数、九つの章扉があると言われている。
 足を踏み入れた瞬間から、自分の姿も感情も全て文字で表される異境。滅多なことでは人間が入り込むことの出来ない【架空都市―倫敦】に、三人の人間が訪れた。
 その日から、異族が大量に殺害される事件が倫敦を賑わすことになる。

 保護者である人狼が殺された翌日、翼を持たない魔族の青年、【死にたがりのアモン】と呼ばれる彼は、事情聴取のためにスコットランドヤードで一夜を過ごし、目を閉ざした少女、クラウゼルと出会う。
 ヤードからの帰り、アモンはブティックで買い物をするクラウゼルを見かける。
 何者かの視線を感じていたアモンはその視線の主を誘い出すため移動するが、その際通りかかったパン屋から出てきたクラウゼルによく似た、しかし服装が違う少女ぶつかりそうになる。
 アモンは疑問を抱きつつも、視線の主を振り切るために乗合馬車に乗るが、その中で寝息を立てているクラウゼルを見つける。
 慌てて馬車がら飛び降り、気を落ち着かせて歩き出すアモンだが、やはり違う服装をしたクラウゼルにに出会う。
 朝から検詞に立ち会っていたという彼女の言葉を聞き、逃げ出すアモンだが、走ってきた車に撥ね飛ばされてしまう。
 その直前、アモンは車の中に2~3人のクラウゼルを見ていた。



 そんなわけで都市シリーズ二作目。別にホラー作品とかそういうのではない。
 確かこっちを先に書いたけど落選して、伯林が受賞したから改訂版として出した。とかそんな感じだったかな。実質、都市シリーズの一作目ということになります。そして後書きが友人とのメールのやりとりになったのもこの作品から。
 書物内の世界と都市シリーズでもかなり独特の世界観で、行動や感情が全て文字として表現される・・らしいのだが、正直物凄くイメージしにくい。所謂、一人称視点での場景をイメージできない。
 川上稔節な世界観なのにページ数は普通のライトノベルと同じ。【境界線上のホライゾン】のように解説にまみれていなく、それ故に、字我崩壊や言像化といった単語を理解するのに多少時間がかかる。まぁ、「専門用語が多すぎてないようが理解できない」なんていう人はよくいるが、そんなもん読み進めりゃ自ずと理解できるだろうというのが私の持論ですが。
 あと具体的描写があって若干グロ入ってるね。その辺りも含めて川上稔作品の中でも異色といった感じで。・・伯林は本当に標準的ライトノベルだったなぁ。



エアリアルシティ (電撃文庫―都市シリーズ (0190))エアリアルシティ (電撃文庫―都市シリーズ (0190))
(2002/03)
川上 稔

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