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そして誰もいなくなる (中公文庫)

 明治時代からの伝統を誇る名門女子校、天川学園の開校百年記念を祝う七夕祭が行われるその日、江島小雪が属する演劇部では、アガサ・クリスティーの【そして誰もいなくなった】を演じることになっていた。
 新進評論家・松木憲一郎の講演の後、演劇部の上演が始まった。その最中、【そして誰もいなくなった】の登場人物であり、最初の被害者であるアンソニー・マーストン役の西田エリカが倒れた。死因はアンソニー・マーストンと同じく、青酸カリの摂取によるものだった。
 その夜、ある人物に電話がかかってきた。電話をかけてきた相手はその人物を「人殺し」と言い、その事実を人に知らされたくなければ500万用意しろ、と恐喝してきた。
 翌日、松木憲一郎の娘・松木晴美が、自宅近くの公園で死体となって発見された。死因は、演劇で彼女が演じたロジャース夫人と同じ、睡眠薬の過剰摂取によるものだった。



 上記を読めば解るように、アガサ・クリスティーの作品【そして誰もいなくなった】の内容に沿って見立て殺人が行われていく内容。
 青酸カリが本来刺激が強くて口に含んでも吐き出してしまうようなものだという、推理物定番の間違い・・というか最早暗黙の了解となっている部分は、それらしい理由付けがされているので良し。しかし一回目の殺人はともかく、五回目の殺人に使った青酸カリはどこから手に入れたものなのか・・ そんな用意に入手できるものではないと思うのだけど。
 犯人が勝手に自分の犯行を自慢するかの如く語りだした挙句、共犯者の行動と自身の不手際で犯行がバレて逃げ出して車に轢かれて死ぬのは、なんというか、こいつ馬鹿なんじゃないかと。
 その他諸々ツッコミ所が多くてなんだかなぁ・・といった感じ。名作と言われている作品にあやかろうとして失敗した感が物凄い。中の下あたりかとも思ったが、これは下評価でいいか。





そして誰もいなくなる (中公文庫)そして誰もいなくなる (中公文庫)
(2010/04)
今邑 彩

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