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大暗室 (江戸川乱歩文庫)

 江戸川乱歩作【大暗室】。



 外国旅行の帰りに船が嵐にあって難破、救命ボートで遭難中の三人組のうち二人を殺して生き残った一人が殺された一人の息子と戦うお話。勧善懲悪というやつですね。
 勧善懲悪なお話ですが、『正義の味方が悪に立ち向かっていく』とうのではなく、『悪側がアレコレやってたら正義の味方がきた』という悪側視点がメインになっており、懲悪ならずで正義がうぐぐして悪がヒャッハーしているのを楽しむ本・・でいいのかな。後半になって明智小五郎が出てきて(この作品で出てくるのは場違いじゃね?)なんて思っていたら「明智小五郎だと思った? 残念、竜二ちゃんでした!」なんて展開をやってるのが良い感じで。
 ところでこの悪の首領な竜二ちゃん。帝都東京と数々の犯罪アレコレで帝都東京を恐怖のズンドコに叩き込み、東京中から攫ってきた美女たちを地下の洞窟に閉じ込めて何をしているのかと思えば、羽つけて天女にしたり、人魚だとかラミアだとかコスプレさせてたりと、オタク趣味全開のご様子。もし彼が現代日本に生まれていたら悪の組織の首領なんてやらずに、ずっと自宅でパソコンの前に座っていたことでしょう。





大暗室 (江戸川乱歩文庫)大暗室 (江戸川乱歩文庫)
(1987/12)
江戸川 乱歩

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