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飛べない蝶と空の鯱 3 (ガガガ文庫)

 空飛ぶファンタジーな【飛べない蝶と空の鯱】の第三巻なのです。
 刊行早いよこの作品。御影瑛路ももっと頑張ってくれ。

 今回の内容は、怪しすぎる謎の大男から依頼された、かつてジェシカを撃墜し二人を裏切ったビルギットさんとやらに封書を届けにいく二人と、留守番中のレンが拾った封書から読み取る、ジェシカが撃墜されるに至る際の誰かの記憶の二面から物語が展開。
 ウィルが渡り鳥になることを決めるきっかけになった、一巻冒頭に登場する渡り鳥がビルギットだったり、ジェシカが飛べなくなった原因が判明したりと、一巻での伏線の回収がメインといった感じ。前回仲間になった犬は留守番で大した出番がない。
 ページ数300ページに二つの話を同時進行しているのもあってか、なんとなくボリュームが控えめに思える。
 ジェシカが撃墜されたのがこの時点で八ヶ月前で、ウィルが渡り鳥を始めたのが思ってたよりも遥かに最近のことで驚愕。まぁ、そういうこともこれまでに書いていたかもしれないけど、覚えてないから書いてないのだろう。
 そんなわけで北の大陸がどうとかって話も出たりで、物語全体としてみればまだまだステージ1か2あたりなんだろうなぁといった感じの本作。刊行ペースも早くて大変よろしいけど余り長く続いてしまうとちょっと困ってしまうかな。本棚のスペース的な意味で、

 ところで少し気になったのが、今回文章中に『どうたらこうたら──あーだこーだ──なんたらかんたら』という表現が妙に多い。この書き方、真ん中の文章が後半の文章に繋がらない形で使われるために、読むテンポが崩されてしまってあまり好ましくない。少しくらいなら気にすることもないが、そうも言ってられないくらいには多かったのではじゃなかろうか。
 作中にある『足が着く場所──界竜の背とはいえ──だったからだ』という文章は、『界竜の背とはいえ、足が着く場所だったからだ』にしたほうが読みやすくていいと思う。読む際のテンポって大事。





飛べない蝶と空の鯱 3 (ガガガ文庫)飛べない蝶と空の鯱 3 (ガガガ文庫)
(2013/01/18)
手島 史詞

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