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第三の嘘 (ハヤカワepi文庫)

 個人的に物議を醸したアゴタ・クリストフの三部作、【第三の嘘】でした。
  【ふたりの証拠】のラストで全否定されたそれまでの文章の種明かしといった感じで、全二作の『嘘』や主人公達の真実が明かされていく内容。
 【悪童日記】はリュカの実際の生活と『こうであればよかった』という思いを織り交ぜた内容であり、【ふたりの証拠】は国境を越えた先で『クラウス』と名乗り生活していた時に出会った人々の名前を登場人物に当てはめた完全な創作。
 【第三の嘘】は、主人公に本当に兄弟が実在したことや上記の事実が明かされていくような内容に加え、【ふたりの証拠】のラストからそのまま続きとして、兄弟の再会やそれぞれの子供時代が書かれている。そして結局、リュカはクラウスに拒絶され自殺。ハッピーエンドなんて求めているわけではないが、後味のよろしくない内容である。
 ところで、結局【第三の嘘】とやらはなんのことなのだろうか。


 そんなわけで、【悪童日記】が印象的であったために全て読み終えたこの三部作だが、【ふたりの証拠】【第三の嘘】共に、一作目である【悪童日記】で得たほどの・・印象というか感動というか、そういうものはなかった。極普通の小説である。
 続きが気になる終わり方をしているのに続きがイマイチだというのはどうしたものか。


第三の嘘 (ハヤカワepi文庫)第三の嘘 (ハヤカワepi文庫)
(2006/06)
アゴタ・クリストフ

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まっとめBLOG速報 : 2012/10/23 (火)

まとめ【第三の嘘 (ハヤカワep】

 個人的に物議を醸したアゴタ・クリストフの三部作、【第三の嘘】でした。  【ふたりの証拠】のラスト … >>この記事を読む

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