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世界の終わり、素晴らしき日々より (電撃文庫)

 突如人類のほとんどが消失した世界で、二人の少女が旅をする。というお話。
 タイトルから以前読んだ【旅に出よう、滅びゆく世界の果てまで】のような内容だと予想していたが、見事にそういう内容でした。あと百合。
 ライトノベルにしては台詞密度がかなり薄く、状況描写に使われる文字数が多い。その独特というか、ポエム臭のする文体を読むのがとても楽しい。 
 更に、『世界滅んじゃってる系』の物語は好みなのでこの作品は大当たり・・と言いたいところだが、作中では大して旅をしておらず、後半何故かドンパチ始めてしまうのが残念。カラーイラストページに書かれているショートストーリー(のようなもの)がこの作品で一番雰囲気が出てるところだというのは、色々と惜しい。
 主人公の片割れの素性に関して、色々と伏線が張られている割には最後まで言及されなかったり、人類消滅の理由が一切不明だったと、設定が投げっぱなし。作者自身はそのあたりの設定を作り上げているのかもしれないが、作中で明言されない以上、読者側としては消化不良だ。
 雰囲気や世界観を気に入っただけに気になる点が際立ってしまう。作品内容としてそこまで重要な要素ではない、と言ってしまえば確かにその通りなのだが、それならもうちょっとボカしてしまってもいいだろう。語られない部分を前面に押し出しすぎなのである。

 あと一歩というところで良作になりきれない作品といった感じ。百合好きな人に勧めてみるのはアリかもしれない。





世界の終わり、素晴らしき日々より (電撃文庫)世界の終わり、素晴らしき日々より (電撃文庫)
(2012/09/07)
一二三スイ

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