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土上の下り者

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 輸送艦が墜落してから二週間。互いが九十度ねじれた状態での相対のため、互いを繋ぐ太縄上の重力を途中で捻り、人力での輸送物資を運搬を行う武蔵勢。
 空中浮遊用の符を割断されて海に落下した全裸が、海神ポセイドンに与えられたらしい【ミネラルたっぷりよく増えるわかめアーマー】を装備して平和に狩猟生活を送っていた輸送艦を汚染しつつ、いつも心の殻を外してくれるホラ子に股間パンチされている最中、太縄上を渡る鈴は倫敦塔のある方角から普段聞きなれない音を聴きとっていた。
 

 そんなわけで境ホラ16話でございます。


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 輸送艦墜落からしばらくの間その周辺が隔離されていたために手付かずだった墓所へ向かう傷有りは、その墓所へと至る道からやってきた点蔵と出会う。
 傷有りは点蔵が自分を止めた理由、そして何故自ら損をすることを選ぶのかを問うが・・ まぁ、その辺は次の話で点蔵が自分から語ってるんじゃないかな。『モテない忍者の三大パターンその1、自分のことをペラペラ喋って止まらない忍者』
 そんなこんなで【湿った手の男】に墓所の移設を手伝ってやれと言われたモテない忍者は流されるままに傷有りを手伝うことに。


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 場面変わって誾がガル茂を看病中の三征西班牙。
 ガル茂の足に刺さっているものは十字式聖術符。術式を書いた鉄板や木板を組み合わせた各部ソケットから他機能の追加や流体燃料の補給が可能で、誾の義腕や武神等にも同じものが使われている。ここで使われているものは医療用として血液の浄化と調整、消化器系の消化物を効率よく循環させ老廃物を除去する、といった術式が使われている。
 そんなわけで完璧主義の誾さんは、その完璧主義故にちょっとミスればガル茂の命が失われる程の切れ味を持つ剃刀を、効率重視の二刀流を用いて3日ぶりの髭剃りを行おうとするが、セグントに止められる。

6_20120730192140.jpg意識不明の状態で気絶する器用なガル茂。
 ちなみに今までにも二度、止められたことがあるらしい。

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 誾は掃除の申し出を断りつつ、立花宗茂の襲名解除のいきさつをセグントから聞く。
 立花宗茂の襲名解除を決めたフアナの目的としては、【西国無双】の名が傷つくことによって、戦時・武装関係への投資が鈍るのを新しい襲名者を得ることで防ぎつつ、更には【清らかな大市】等の国内ブランドの武装関係のデザインの刷新や武装の新規開発する契機にすること。これらは三征西班牙の一般市民にも知られていることだが、フアナ達は次の【西国無双】の襲名者が三征西班牙から出るとは考えていない。
 歴史再現上、立花宗茂はいずれ大友家から離れ豊臣家──現在の羽柴に仕えるようになる。ガル茂が敗北しなければP.AOdaやM.H.R.R.と組んだ羽柴に対し、【西国無双】を掲げて立ち向かうことや、その名の譲渡をめぐって交渉することも可能であったが、ガル茂の敗北により【西国無双】の価値が下がり、羽柴がその名を欲する理由がなくなった。故に次の襲名者を三征西班牙に迎えて対抗の意志を見せるより、その名を羽柴に売ることで友好の道をつける──というのがフアナの目的である。
 この場合、投資は戦時関係ではなく経済関係に対して活発になるが、昔から戦時関係と新大陸に集中し、本土が空洞状態になっていた三征西班牙としては、内部経済の投資による活性化は望むべくところである。


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 再び英国第四階層。
 300の剣と石による墓所で、点蔵と傷有りは犬鬼達を使役して作業を進めていた。

【犬鬼(コボルト)】
 鉱床を流れる地脈に住み、労働を食う半使役精霊。『価値のあるもの』を与える契約を結ぶことにより使役できるが、価値のないものを渡そうとする等、ナメるとぶち込まれる。
 黒藻の獣のような意識共有が行えず複雑な作業が出来ないため、個々に仕事を与えるのではなく、全体の業務の一部に犬鬼を割り振るといいらしい。


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 地面が固くなっているために引き抜けなかった剣を点蔵が容易く引き抜くのをみて、点蔵なら王賜剣二型を引き抜けるかもしれないと考え、王賜剣二型のソレは術式による封印か何かであり、王族であるメアリにも抜けなかったのだから自分には無理だと答える点蔵に、メアリは王族としては不出来な女だったと言う傷有り。

【重双血塗れメアリ(ダブルブラッディ・メアリ)】
 英国を旧派に戻そうとし、英国協関係者を虐殺したことで【血塗れメアリ】と呼ばれるようになった先代女王【メアリ・チューダー】と、スコットランドの内乱からイングランドに亡命し、エリザベス暗殺容疑の罪で投獄・処刑された、旧派のスコットランド女王【メアリ・スチュアート】の同時襲名者。
 歴史再現上、人々の非難を受けることが確実であるため、襲名者の素性は明かされておらず、歴史再現に関係する者しか顔を合わせることが出来ない。
 
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 勝てるかもしれないと抗った本来のメアリとは違い、損なわれることがわかっており、政治的な混乱をわかった上で引き起こさねばならず、それらの責任を負う覚悟をしなければならない【重双血塗れメアリ】の生き方を「大変だ」という点蔵。
 傷有りの沈黙を『余計なことを言って怒らせた』と感じ、フォローしようとしてぶち込まれ蹲った点蔵を、先日と同じように、なんらかの行き違いで損をさせかけているのではないかと思った傷有りは点蔵の傍に寄ろうとするが、剣と石をはがした際に出来た穴に足を取られて倒れ込む。
 傷有りが倒れ込む先にはまだ抜いていない剣があり、点蔵は瞬間的な判断で傷有りを救出する。剣の柄に引っかかり敗れたフードの中に隠された傷有りの素顔はなんと・・

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金髪巨乳だった!!
 


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 それはともかく、輸送艦に搭載されている女性用の風呂は一人がギリギリ入れる程度のものしかないため、広い風呂が欲しいと要求した喜美のいる輸送艦上では、武蔵内には持ち込まれていない香料の匂いを感じ取ったミトツ平が敵の存在を察知し銀鎖を投げかけ、その不自然な弾かれ方に疑問を得る。
 やってきたのは【女王の盾符】の9、ベン・ジョンソンと、
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 2のF・ウォルシンガム、そして7のチャールズ・ハワードだった。

【F・2・ウォルシンガム】
 十字型の操作機から吊るされた流体の糸よって自らを操る自動人形。手足と胴体が離れている。
 英国内にいる他国のスパイを全滅させ、しかし己の情報網で他国の情報を得ている風紀委員の長

【チャールズ・7・ハワード】
 船舶部部長で会計。英国艦体の所有者で戦闘力皆無。
 莫大な財産を持ち、その運用に長けている。商人。

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 英国会計チャールズ・ハワードは見事な土下座を行い、通称会談を申し出る。
 そんなわけで境ホラの醍醐味ともいえる議論が始まります。

 
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 取れたて刺身のカレー掛け。生の魚がカレーと完全に分離した味わいで微妙に生暖かいらしい。
 アニメではカットされているが、この他にも【生魚のスモークとサラダのカレードレッシング掛け】、【生魚のフォアグラ カレー乗せ】、【生魚の煮込みコールドスープ カレー味】、【生魚とスイカの酢の物のカレー和え】、【カレーシャーベットの生魚トッピング】が出された。

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 この二週間、英国と武蔵の最新状況を理解できず、対英態度を決めようとしたところでハワード達がやってきたため、シロジロがカレー攻めで時間を稼いでる間に通神実況で情報の交換を行う武蔵勢。
 正純は表示枠の契約をしていないため、エリマキの持ってきた表示枠で内容を確認する。

 英国との通商会議とは、武蔵と英国の貿易を『どんな品目を』『どんな条件で』『いつから』貿易するかということであり、現状わかっているのは
 :『どんな品目を』:対西戦があるため、主に食料
 :『どんな条件で』:品質=値段の割引
 :『いつから』  :食料品の賞味期限などで逆算して決める
という感じ。
 品目が燃料や鉱物資源でないのは、英国は森林資源や炭田があるため自給率が100%に近く、燃料や鉱物に限らず単価が高いものは戦争前だからといって急いで補給するとただでさえ高い仕入れ単価が上がるため、そういったものは長い準備期間をかけて用意しておくものだからである。
 アルマダ海戦は、英国上陸を狙う西班牙の無敵艦隊が英国側と一週間程戦闘しながら英国を逆時計周りするため、それを【解釈】を行わずにまともにやった場合、他国が英国に近づけなくなるため、食料補給が問題になる。
 などといった理由から貿易品目は食料。そして、現在英国が欲しがっている食料は【肉】。
 
 欧州の人々は年間に己の体重と同じ量の肉類を食べるのだが、Tsirch系の教譜では命を奪うことが禁忌であるため、食肉の生産を異教徒や市民権のない人々の仕事にし、肉屋はそれらの肉を「自然に死んだ動物を拾ってきた」と言い訳して販売していた。しかし、極東であればソレを教譜に関係なく行うことができる。
 元々武蔵には三河に入る前から英国の「肉くれ」は中が一括契約できており、その量は英国の肉可食人口四十万人の一か月分。
 三河で大量の物資が安く入ってきたため、英国からの発注分もそのときに確保できていたが、本来なら瀬戸内海の居留地で交換貿易するはずだったものを、大規模な貿易地に一ヶ月近く放置状態であり、術式を含めた冷蔵保存でも賞味期限があと二週間程に迫っている。
 一ヶ月分の肉を一週間で消費しなければならないためにその価値は半減。欧州人は一年間に体重と同じ位の肉を食べるため、その量を約60kgと過程すると、
 肉の量=(40万人×60kg)×1/12=約2000トン
 欧州では約400kgの肉が一般人の三か月分の収入で購入できる。極東の平均日給は約一万円なので、一般市民は約90万円で400kgの肉を買えると考え、これが2000トンになった場合、その総売上は45億円。
 肉の利益率は通常なら売価の二割程度であり、残り八割は経費としての管理輸送費や生産費、加工費用だが、価値が半減してしまった場合三割の赤字となるため、経費すら満足に回収できないことになる。

 ほぼ完全に原作からの引用だがこんなもんでいいか・・

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 時間稼ぎも終わり、シロジロは早速と今回の貿易を無しにしようと提案する。
 英国が聖連に睨まれるのを良しとしない。という建前だが、売れない肉は武蔵内で販売するという手もあり、英国に対し、『損が大きくなるなら売らない』というのが本音。
 英国としても武蔵からの物資は必要であるため、シロジロは英国が聖連ににらまれずに貿易を行う方法として、合同春季学園祭を執り行うことを提案。祭と準備の期間を決める交渉に入る。

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 シロジロは武蔵にとってベストである二週間を提案、シロジロは差し引き三割、全体で五割の赤字となった場合に貿易を中止すると宣告しているので七日以下での決着はありえず、英国のベスト日数は八日なのだが、ハワードは交渉を有利に進めるために前提を無視した三日を提案する。
 交渉内での細かい詰め合いは・・別に書かなくていいか。

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 お互いに日数と輸送等の付帯条件を交渉カードにしつつ、ハワードが合計八日で交渉を打ち切ろうとすると、おもむろに立ち上がったシロジロがハワードの隣で飛び上がり、菓子付きのトリプルアクセル土下座を決める。

【DOGEZA】
 相手の譲歩があるまで絶対に動かないという極東商人の究極の技。座礼であると同時に、鍛えた体に寄ってどのような攻撃や撤去によってもその場から離れないための技術であり、罵詈雑言も頭上を通過させるという究極の防御でもある。DOGEZAをこなすには毎日五百本三セット以上の鍛錬が必要になる。
 左右DOGEZAや振り向きDOGEZA、立ちDOGEZAやめくりDOGEZAとバリエーションも多く、シロジロの行うダッシュDOGEZAは一般生徒の走りよりも速い。

 極東の長い袖や裾が乱れず、着地時に音すら立てなかった本場の土下座に感動し、この会議を始めることをと下座によって譲歩をさせていたハワードは、自らも譲歩せざるをえなくなる。
 土下座によって九日という交渉結果を得たシロジロは、極東商人の行う万全のアフターケア──無償のサービスとして、祭の日程をハワードが最初に提示した三日にしようと提案する。

 英国は一週間あれば仕入れた肉の保存加工ができるが、三日ではその七分の三しか加工できず、その結果、1143トンの生ごみが生まれることになる。
 武蔵における一般家庭一戸あたりの毎日の生ごみ排出量は700gから1kg。1kgと見積もったとしても1143000家庭分の生ゴミがでることになり、イングランド、倫敦の人口約二十万人が出す量の五倍以上の生ゴミが発生することになり、当然それらを処理することは出来ない。

 ハワードはシロジロの掛けたブラフ返しを解除するため再び交渉の席につき、これ以上損が大きくなるなら交渉撤廃するつもりで合計十日を提案。シロジロはそこに休日を加え、更にもう一日引き出すために鈴に呼びかける。
 そこからは政治的判断のため、正純が鈴を臨時外交大使としてアデーレとカレー食ってた二代を護衛につけ、倫敦に派遣することを決定する。
 武蔵から最大の攻撃と防御(ついでに究極の索敵係+武蔵の良心)を引き剥がせることになったハワードは、祭を7日、休日を1日、準備を5日の合計13日で決定、交渉を終える。

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