スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

赤村崎葵子の分析はデタラメ (電撃文庫)

 電撃文庫より、【赤村崎葵子の分析はデタラメ】。




 分析部部長を名乗るちょっと変わった美少女に普通(自称)の鈍感系男子高校生が振り回されるお話・・かと思った最初から最後まで終始イチャイチャし通し。そんな内容でして。
 変人の美少女が目の前の気になったことに対して、独断ど偏見と自己解釈に満ち満ちた分析をし、導き出した結果が正しいかを確かめて見事に玉砕。という流れでの全四章。特に山も無ければ谷もない平坦な内容。気になった事象(勝手に)分析し、驚きの(偏見含む)道筋にとって(大抵はどうでもいい)結論を導くというのは、自分も割りとよくやっていることというのもあり、作品の方向性としては中々気に入っている。しかしこの作品が面白いのかというと少し首を傾げて唸る。

 気に入る内容なのに面白いと思えない原因・・まぁ全面的に主人公のせいでしょう。
 地の文全てが主人公の思考をそのまま文章化しているおかげで、「物語を読む」というよりは「物語に対する他者の印象」を読まされているような気になってしまう。こういう書き方自体が悪いとは言わないが、前述の理由で最初から最後までそういう文体で進行する小説はあまり面白いとは思えない。
 ただでさえイマイチ感の漂う地の文を更に悪化させているのが主人公の性格で、ヒロインの発言・行動をとにかく否定する。とことん否定する。これでもかというくらい否定する。否定してどうするのかと思えば放棄する。『分析』というテーマの下に『考える人』であるヒロインの対比としての性格なのかもしれないが、やはり好感が持てない。
 ところで上記の文章は「何故面白いと思えなかったか」という疑問に対する分析ですね。この作品にぴったりだと思います。


 そんなわけで惜しい作品といった感想。現在刊行されている二巻は買おうかと思っていますが、そこから先を買う可能性はお察しといった感じで。




赤村崎葵子の分析はデタラメ (電撃文庫)赤村崎葵子の分析はデタラメ (電撃文庫)
(2013/05/10)
十階堂一系

商品詳細を見る
スポンサーサイト

ブギーポップ・ウィズイン さびまみれのバビロン (電撃文庫)

 そんなわけでブギーポップシリーズの新刊です。



 毎度のことながらいつも通りな内容ですが。今回はvsイマジネーター繋がりの内容で、時期はビート一巻辺り。ほんとこのシリーズは時期がいったりきたりしますね。
 上遠野作品全てに端役としてでも登場し、本編では初登場時から既に死亡済みだった水乃星透子の影響力の強さが垣間見える感じで。今まで振れられていなかったにも関わらず、今回で唐突に総和機構の一員にも透子派がいたことが判明し、インフレ感が物凄いことになっています。これも毎度言ってる気がしますが、収拾つけられるのでしょうか。
 他には、今作以外の小説でもそうなのですが、ブギーポップシリーズ初期のころの作品であるパンドラで登場したユージンについて妙に掘り返されているのが気になったり。近いうちに再登場しそうな気配もありますが、それも含めて最近の上遠野浩平作品は、それらに一段落つけ、次の段階へ至るための足場を固めていっているような雰囲気を感じます。
 果たして実際はどうなのでしょう。言ったそばからアレですが、回収されてない伏線が増えすぎて足場を固めるどころか液状化している気もします。





ブギーポップ・ウィズイン さびまみれのバビロン (電撃文庫)ブギーポップ・ウィズイン さびまみれのバビロン (電撃文庫)
(2013/09/10)
上遠野浩平

商品詳細を見る

GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン 6 (電撃文庫)

 下巻出るまで待機して時間かけて読み終えて、そんな境ホラ六巻です。



 五巻からそのまま続いているような六巻。上巻で物語の足場を固め、中巻で交渉戦を行い、下巻で戦闘を決着といった進行具合でしょうか。フランスでは前巻からずっと羽柴と太陽全裸が争ってますが。
 中巻から毛利・北条との交渉、北条氏直の超わがままとネシンバラの頭おかしい理論展開の一進一退っぷりがとても良い感じでして。「それはどうなんだ?」と思ってしまうような言葉の応酬で相手に畳み掛けていくのはやはりこの作品の醍醐味。そんな醍醐味絶頂期にネシンバラが中二病拗らせたおかげで、東北三国とP.A.Odaを巻き込んで小田原征伐に備中高松城の戦いエトセトラと色々混ぜた豪華仕様。
 そんな豪華仕様な下巻では、戦闘在り土下座在り早食い在りカラオケ在りの、豪華というよりはお子様ランチのようなトッピング具合でとってもボリューミー。ミトカーチャン参加してきた時点で誰も勝てないような気もしますが、それでもむしろ予想通りな二戦全敗。強すぎる敵キャラは敵味方問わず、肝心なところで負ける法則があるように思えます。その他諸々。様々な相対戦がありますが、参加メンバー誰もが個性強くて殴り合ってるだけではないのが楽しい按配でして。カラオケやっても早食いしても文章のノリが変わらないあたり、作者が変人だよなーと思ったり。

 そんなわけで色々まとめた戦争終わらせてノリキが嫁になり、次は関東開放だー! と一段落ついた雰囲気で段落つけずに続行していく方向のようです。羽柴勢も青春してて爽やかでいい戦争していますねぇ。その中でリタイアしていく連中がいるのは少し物寂しく感じますが、諸々次回へ続く。と







GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン 6(上) (電撃文庫)GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン 6(上) (電撃文庫)
(2013/05/10)
川上稔

商品詳細を見る


GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン 6(中) (電撃文庫)GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン 6(中) (電撃文庫)
(2013/07/10)
川上稔

商品詳細を見る


GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン 6(下) (電撃文庫)GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン 6(下) (電撃文庫)
(2013/09/10)
川上稔

商品詳細を見る

FORTHシリーズ 連射王 (電撃文庫)

 読み終わってから既に一週間近く経ってしまった【連射王】の下巻ですよ。

 今まで一度もやったことのなかったSTGの魅力にとり憑かれ、遂にワンコインクリアを達成するにまで至った主人公。
 結局、STGを続けるのか止めるのかを決めかねるが、主人公がSTGを始めるきっかけになった人が新作ゲーム【大連射2】のファーストプレイ・ワンコインクリアに挑戦する日が決まり、それを見にいこうとするが、その人が指定したはずの時間に彼はそこにおらず、大連射2のスコアボードには彼の名前が残っていたが、そこにALLの文字はなかった。
 そんなこんなで校則違反のゲーセン通いついでに学校サボった主人公は二週間の停学。
 信頼していた人に裏切られたことでドン底まで落ち込んだりもしたが元気を取り戻し、自らが大連射2のファーストプレイ・ワンコインクリアを達成するための特訓を始める。
 知人から借りた家庭用ゲーム【大連射SP】を、様々な課題を課しつつプレイを繰り返し、総クリア回数だけでも137回のワンコインクリアを達成した主人公は停学最終日、大連射2ファーストプレイ・ワンコインクリアの挑戦を始めた。めでたし。


 とまぁ、そんな感じの内容でした。
 しかしまぁなんだ。初見ノーコンクリアを目指すからといって、二週間足らずで1つのSTGをノーミスクリアどころか、ノーパワーアップ、上下封印、音無し、果てはノーショットクリアまでを成し遂げた主人公は完全にSTG廃人ですね。音無しくらいは自分も普通にやってますけど。というか色々な都合上音無しにならざるを得ない。
 ところでこの作品、ゲーセンでゲームするなんていう異色な内容でもありますが、一応青春物なわけでもありまして、上の内容紹介的文章には書いていない、くっ付いてたりすれ違ったり離れたりくっ付きなおしたりな、青春物の王道一直線な内容も含まれているわけでして。なんというか、凄い変な本だなこれ。
 
 そんなわけでこの連射王、STGをやっているならより一層楽しめるいい作品でした。STGをやっていない人でも充分に楽しめる内容(だと思う)ですし、これをきっかけにSTGに興味をもつ人が増えたらこれ幸いといった感じで。それを言う自分がここしばらくSTGやっていないわけですが。
 ゲーセンでSTGやったorやってたけど、こんなドラマチックな出来事はなかったぞ! なんて苦情は知らん。


 ところで、川上稔作品を扱った同人STG【連射帝】というのがありまして。
 この連射王にでてくる自機や、サンダーフェロウに双嬢といったそれぞれのシリーズの登場キャラ・機体が自機として使え、それぞれの作品を再現したステージなどが揃っており、まだ未完成作品ながらも完成度の高い作品です。
 ただ、凄い勢いで殺しにきます。難易度がシビアというか、作品としての再現度を高めた結果、STGとしてのバランスが整っていないというか。弾が見えずに当たり判定だけが飛んでくる謎の現象は改善されてないどころか、ステージが増えた分その数が増している。
 それでも結構面白いので、一度くらいはプレイしてみてはいかがだろうか。


 




FORTHシリーズ 連射王<下> (電撃文庫)FORTHシリーズ 連射王<下> (電撃文庫)
(2013/03/09)
川上稔

商品詳細を見る

FORTHシリーズ 連射王 (電撃文庫)

 川上稔の【連射王】をお送りします。

 この作品、元々ハードカバーで刊行されていたものでして、今まではハードカバー系列の値段の高さ、置き場所の占有率といった理由から買うのを躊躇っていたのですが、今回めでたく文庫本化しましたので即購入といったわけでして。これも境ホラがアニメ化した影響でしょうか。アニメ化万歳。

 内容は、野球少年がSTGににドハマりするという至ってシンプルな青春物。
 ひょんなことからシューティングゲームを始めた主人公が、ゲームセンターで知り合った人にクリアするためのコツを教えてもらったりしながら、『大連射』というSTGのワンコインクリアを目指すといったもの。その傍らで極普通に青春を送ったりなんだったり。
 要はゲームをするだけの物語なのだが、超が付くほどの具体的な状況描写をする川上稔の作風は健在で、ゲームそのものの進行状況やプレイヤーの心理状況等が、STGをプレイしている人なら解りすぎるほどに描写されていて、非常に面白い。
 他にも、STGの基本的な部分の解説や弾除けについての解説が挿絵代わりに入れられており、STGゲーマーであるほどに、様々な部分で楽しめる内容になっている。
 
 そんなこんなで『大連射』をやりつづけた主人公はついにワンコインクリアを達成。初クリアにしてノーミスクリアという快挙を成し遂げるが、達成感と同時に喪失感を覚える。といった心情もSTGをやってきた人間だからこそわかるといいますか。
 そんなわけで、見事なまでにSTGの魅力に取り付かれてシューターと化した主人公はSTGを続けるのか止めるのか? といったところで下巻に続きます。
 その下巻も既に半分ほど読み終わっているので、明日には読み終えるだろう。ここに書くのは明後日以降だが。




FORTHシリーズ 連射王<上> (電撃文庫)FORTHシリーズ 連射王<上> (電撃文庫)
(2013/02/09)
川上稔

商品詳細を見る

次のページへ>>

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。