華氏451度 (ハヤカワ文庫SF)
レイ・ブラッドベリ作、摂氏233・・じゃなくて【華氏451度】です。紙が自然発火する温度だそうで。
管理社会SF・・というほどSFしてるわけでもないが、詩や小説等といった本を禁じ、それらを見つけて燃やす焚書官を生業としている男の話。三部構成で、『主人公書物に興味をもつ』→『おっさん達のテロ計画』→『計画失敗そして逃走』という内容で進行していく。
本を燃やすことに生き甲斐を感じていた主人公がボーイミーツガールして心境が変化していく様や、物凄く微妙なバランスで成立していそうな世界観が面白く、そういった面から一部では中々興味をそそられる内容なのだが、二部からは主人公が暴走を始め、三部では唐突に説教臭くなるという内容の変化っぷりに若干辟易する。早い段階で収拾のつけようのない内容だとは感じていたが・・
そしてこの手の翻訳本で必ずと言っていいほどに出てくる誤訳関連の話。今作で特別酷かったのは「juke box」→「冗談ボックス」だろう。冗談ボックスって何ですか一体。お金いれて冗談言う箱なんてどこの誰に需要があるというのか。
管理社会SF・・というほどSFしてるわけでもないが、詩や小説等といった本を禁じ、それらを見つけて燃やす焚書官を生業としている男の話。三部構成で、『主人公書物に興味をもつ』→『おっさん達のテロ計画』→『計画失敗そして逃走』という内容で進行していく。
本を燃やすことに生き甲斐を感じていた主人公がボーイミーツガールして心境が変化していく様や、物凄く微妙なバランスで成立していそうな世界観が面白く、そういった面から一部では中々興味をそそられる内容なのだが、二部からは主人公が暴走を始め、三部では唐突に説教臭くなるという内容の変化っぷりに若干辟易する。早い段階で収拾のつけようのない内容だとは感じていたが・・
そしてこの手の翻訳本で必ずと言っていいほどに出てくる誤訳関連の話。今作で特別酷かったのは「juke box」→「冗談ボックス」だろう。冗談ボックスって何ですか一体。お金いれて冗談言う箱なんてどこの誰に需要があるというのか。
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